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THE NEATBEATS ライヴレポート
THE NEATBEATS ライヴ写真
イベント 『ATTENTION PLEASE!! TOUR 2004』
会場:LIQUIDROOM ebisu
日付:2004.12.7
<SET LIST>
01.SPACE SHIP
02.真空パック
03.HI-FI LADY
04.SHAKE
05.FARMER JOHN
06.SPEED WHITE
07.LOOKING BACK
08.JUST A LITTLE BIT
09.BEAUTIFUL DELILAH
10.とってもSTAR
11.KILLER C
12.ピーナッツギャラリー
13.LITTLE QUEENIE
14.TWISTIN’THE NIGHT AWAY
15.BIG RED PARTNER
16.お願いBABY
17.BABY,THAT’S R‘n’R
18.TWISTIN’DAY
19.LITTLE BITTY PRETTY ONEEE
20.黒いジャンパー
21.LET’S GET SHAKE
“彼らが魅せるライヴ空間は完全無欠である”

現在の一般的機材では表現しえない味のある音を生み出す年代物の機材にこだわり、今まで年間100本というライヴを重ねてきたバンド、THE NEATBEATS。彼らの音楽、ロックンロールに対する前向きな姿勢(スタイル)とパフォーマンスには、毎回、毎回本当に頭が下がる。

彼らの魅力はライヴパフォーマンスだけに止まらず、メンバー1人、1人の人間的魅了が私たちの心を掴むのだ。彼らTHE NEATBEATSのことを愛して止まない聴き手が増え続けているのは、そういった彼ら音楽に対する姿勢と彼ら自身が今まで築き上げてきた軌跡があるからこそだと思う。私がライターとしての第一歩を踏み出したのも彼らのインタビューが始まりだった…彼らのライヴにはもう随分通いつめているが、会場に足を運ぶたびに彼らの音に引き込まれていく自分がそこにいるのだ。

去年2003年12月にドラマー・SHINYA“MR.SHEEN”KUSUBEが脱退して、クハラカズユキ&奥野真哉が加入することで新たなTHE NEATBEATSの世界を構築してきた今年、2004年。リーゼントからキツツキヘアーへ、そしてスリムパンツからフレアーへと変貌を遂げた彼らの一つの集大成を見ることが出来るであろう今夜のパーティー、是非ともお楽しみ下さい。

照明が落ちると、会場を埋め尽くすオーディエンスがステージの前まで流れ、いつになく激しい歓声を会場に響かせる。土佐“MR.LAWDY”和也(Vo&Gu)、三浦“MR.ROYAL”誓山(Vo&Ba)、クハラカズユキ(Dr)、奥野真哉(Key)がステージに颯爽と登場してくる。少し間を空け真鍋“MR.PAN”崇(Vo&Lead・Gu)がステージの中央に登場。

会場内の熱気に拍車をかけ、今夜のパーティーが一気に走り出す。 1曲目「SPACE SHIP」を皮切りに、ステージの上をこれでもかというくらいに暴れ回るTHE NEATBEATS&クハラカズユキ(Dr)、奥野真哉(Key)。真っ赤なベストとパンツ、黒いシャツに包まれたMR.PANが、一際ステージの上で目立っている。2曲目「真空パック」、3曲目「HI-FI LADY」、4曲目「SHAKE」と、物凄い勢いで進んでいく彼らのライヴに息吐く暇がない。

曲が終わると「オーライ!!」と一言。ここで今夜一回目のMCタイム。「はい、どうも!!」というPANの声に「イェーイ!!!」というオーディエンスの歓喜の雄叫びが会場に響きわたる。「この5人でやるのは最後なんで、今日は集まってくれてサンキュー!!!」。 MCの中でPANの髪型がキツツキヘアーからリーゼントに戻っていることにオーディエンスがツッコミを入れる(笑)。「じゃあ、今日は楽しんで行きましょう!!」というPANの一言でライヴが再開。

「SPEED WHITE」、フロントのMR.LAWDY 、MR.ROYAL 、MR.PAN の3人はギター、ベースをこれでもかというくらいに弾き、オーディエンスのテンションを逆撫でしていく。間奏では、キューちゃんことクハラカズユキのアグレッシブな打撃音が体を執拗に打ち付け、会場はTHE NEATBEATSの“音楽(ロックンロール)”に狂喜乱舞していく。曲が終わるとそのままキューちゃんのスティックの合図で、次の「LOOKING BACK」がスタート。

PANの歌声にLAWDYとROYALの息の合ったコーラスが乗る、いつもの光景がステージの上で繰り広げられる。間髪入れずに「JUST A LITTLE BIT」、「BEAUTIFUL DELILAH」、「とってもSTAR」、「KILLER C」と、今夜の会場・LIQUIDROOM ebisuがロックンロールで満たされていく。

再びMCタイムへ。「サンキュー、ありがとう!!今日何曜日?」というPAN。オーディエンスは「火曜日!」と元気良くレスポンスを返す。PANが家で牛乳を取っているんだけど、ケースからとるのを忘れたという話に、オーディエンスから笑い声が上がる。「なんか足んないなと思ってたん(笑)」とPAN。彼らのライヴの醍醐味、それは曲と曲の間にあるこの絶妙なMCとパフォーマンスのバランスにある。それはかつてない最高のステージを作り上げるのだ。

MCの後ライヴは一呼吸置き、バラードナンバー「ピーナッツギャラリー」が流れていく。曲が終わると温かい拍手がステージのメンバーに送られる。歌い終わったPANが「泣きそうになった。」というと、LAWDYが「なんでやねん!!」と見事なツッコミを披露。「今日は君らの送別会や!!」と、ステージのメンバーに向かって一言(笑)。続いてチャックベリーのナンバー、彼らTHE NEATBEATSの18番。オーディエンスたちも聴き慣れた曲に体を委ね、拳を高く突き上げる。

ライヴは早くも終盤「TWISTIN’THE NIGHT AWAY」から「BIG RED PARTNER」に入っていく。ライヴも佳境に入ってくると音を発信するメンバーとそれを受け止めるオーディエンスとの間に言葉では表現できないエネルギーの固まり“一体感”が生まれ始め、今夜のこの会場での出来事を彼らと私たちとの軌跡として、身体の中に刻み込み記憶としてオーディエンス1人1人の中に存在させていく。「楽しい時間はアッという間で、この後はもう後半戦なんですよ。ツアーをずっと一緒に回ってくれた奥野君とキューちゃんに拍手を!!」、オーディエンスからは今夜一番の盛大な拍手が送られる。拍手が落ち着くとPANのハゲにまつわる話になり、「ハゲたらピート・タウンゼント風にするわ!!」という逆ギレの一言(笑)。終始笑いの絶えなかったMCもここで終わり、怒涛ライヴはラストへと向かい一気に加速していく。

PAN 、LAWDY、ROYAL、クハラ、奥野、この5人での最後のステージ…今年1年間5人で活動をしてきたTHE NEATBEATS。元々、THE NEATBEATSはこの5人編成だったのではないかと錯覚させられるほど、息の合ったチームワークでとてもエキサイティングな時間を演出してくれた彼ら。ラストは「お願いBABY」からスタートし、「BABY,THAT’S R‘n’R」、「TWISTIN’DAY」、「LITTLE BITTY PRETTY ONEEE」、「黒いジャンパー」を披露。「黒いジャンパー」では、お決まりのコール&レスポンス「裏地はー!!」というPANの掛け声に、オーディエンスが「赤のチェックだー!!」というレスポンスで会場の熱気は一気にヒートアップ!ラストは、ボルテージの上がった奥野が鍵盤をステージの前に持ち出し、弾き殴る。PAN 、LAWDY、ROYAL、クハラも負けじと自らの楽器を駆使して、この5人でしか存在させることが出来ない“ニートビーツのロックンロール”を会場に響かせていく。曲が終わると物凄い大きな拍手の音に包まれ、5人はステージを後にする。

歓喜の渦の中、今夜のライヴは幕を閉じた。この後アンコールは3回、本編でこれだけの曲を演奏していながら、3回もアンコールに応えるところは“さすが!”の一言につきる。今年、飛躍的に進化を遂げた彼らTHE NEATBEATSは来年、何をしでかしてくれるのだろうか(笑)?PAN曰く、来年は再び黒いスーツとリーゼントヘアーに戻るということなので、キツツキヘアー&フレアーを通り抜けた一味も二味も違った彼らの姿が期待できるはずだ。

THE NEATBEATS ライヴ写真
冒頭で述べた“彼らが魅せるライヴ空間は完全無欠である”という文章だが、今夜のライヴを見ることで更にその確証を得たような気がする。パフォーマンス、MC、楽曲何をとっても完璧、本物のロックンロールを生み出せる日本が誇るべきライヴバンド、それが“THE NEATBEATS”。彼らを知らないという方、騙されたと思って一度会場に足を運んでみて下さい。
(TEXT:榎本 岳史)
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