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MIX MASTER MIKEは登場の仕方を知っている。プロボクサーが愚か者をぶちのめす準備をするように、彼はタイトルベルトの様にレコードを持ち、カメラにお辞儀をしたりよろめいたりしながらマジソン・スクエア・ガーデンの中心に進んでいった。ターンテーブルを回せばヘヴィー級である彼はビートを作る為にレコード針を落とし、稲妻の様なジャブでフェーダーを動かしながら、レコードをひずませ音程を変え聴衆の心をゆがめていた。
ビースティーボーイズのツアーDJとして、世界に名高いInvisibl Skratch Piklzのメンバーとして、そして芸術としての「turntablism」のパイオニアとして、
Mikeは彼のミドルネームの「master」が見せびらかしでない事を証明した。しかしこの素晴らしいショーマンは、彼の最新のプロデューサー・ショーケースであるBangzilla(Scratch-Immortal)で適切に示している様に、ただのかっこいいDJ以上である。この多大なレコードを持つ男の頭の中へのベースがうなる冒険はMikeが作品内でこれまで以上にシャープであるという十分な証拠である。
君のショーで起こった中で最もひどい災難は何?
小さなクラブで一度スピーカーに火がついた事があったな。モニターが馬鹿でかい音で、(周囲に)全く気付かない所にいたんだ。で、フロアーからにおいがしてきた。消火器を取り出さなきゃいけなくなったりしたとか、そんな感じだよ。ロードアイランドの事件が起こった5ヵ月後ぐらいで、クラブは全焼したよ。みんなパニクっていた感じだったな。でもほとんどの連中は楽しんでいたよ。
その騒ぎが終わってからパフォーマンスしたの?
ああ、もちろん。モニターなしでパフォームしたよ、黙々とね。
これまでにツアーでレコードを盗まれたことはある?
いや、それは起こったことがないな。オレのローディー達はピカイチだからね。ユタで開催したサンダンス・フィルム・フェスティバルでショーをしたけど、オレのレコードが出てこない事があったよ。あれは全くの悪夢だったな。その夜にショーがあってクラブに行かなきゃならなくて、マイクを掴んでみんなに言ったよ、「おい、オレのレコードがないんだ!」って。
CDJ-1000sやその他のデジタル・ターンテーブルのテクノロジーについてはどんな風に感じている?
ホントにスゴイ発明だよ。ホントにスゴイ。スタジオ(使用)ではホントにスゴイと思うけどライヴ目的ではないかな。そうだな、オレはライヴ目的ではピンとこないな。オレは昔ながらの方がいい、それでヒップホップであればいい。
スタジオだけで使うよ。
それらを使うDJとの間に問題はある?
いや、全くないよ。それぞれだよ。自分の目的にあってればいいんじゃないかな。DJの中には自分のカスタム・ビートをプレイしたくて使うのがいて、一緒に持って来たりするけどオレはレコード盤でカスタム・ビートをプレイする方がいい、それでライヴするのがね。
レア盤へのアクセスはあるの?
オレにはDavid Cheppaって奴がいて、ネクスト・デイ・サービスの様にレコードを持ってきてくれるよ。かなり費用がかかるけどライヴコンサートをするには価値があるんだ。
DJはテクニカルな限界に達したと思う、それともさらに探求する余地があると思う?
両方だな。探求できるところはあると思うよ。たくさんのトリックはあまりにもテクニカル過ぎてライヴで観るのに比べてCDで聴くのは楽しめなくなってきていると思う。でもトラックを作る時に限界はないと思うな。
今頑張っているDJに激励の言葉はある?
もしこれがホントにフルタイムでしたい事なら音楽の勉強をする事だな。ブレイクビーツを聴いてレコードを回すだけに熱中しない事だな。外へ出てたくさんの音楽を聴く事だな。ジャズ、ブルース、ファンク...
Bangzillaとか?
そうだな、Bangzillaを聴く事だな。
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