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RADIO 4 「Rhythm Nation」
Radio 4はグルーブ感抜群のダンスビーツとスケール感あるダブベース、強烈なパンクという組み合わせで表現したアルバム『Stealing Of A Nation』で全米を圧巻した。彼らは全米のクラブキッズたちからも理解され支持を受けている。
「人間はみんな行動があいまいで無責任なところがあるね。僕らはそういったことを考えているうちに、政治や権力に対しての非難を込めて曲を作るようになったんだ」そう説明するのはボーカル兼ベーシストでもあるアンソニー・ロマン。まさにこのアルバム『Stealing Of A Nation』はジャコブ・ミラーのレゲエナンバー『Healing Of The Nation』に影響を受けた彼らが2000年の大統領選挙とイラク戦争に対して非難する意味も込めて作っている。彼はこう主張している「国家がしてきた多くののウソや無駄な権力闘争が“超大国アメリカ”を作っているんだ」
「何が正しいか考えろ!」ロマンはアルバムの中に収録された「Nation」でそう歌っている。この曲はフリートウッド・マックの「Don’t stop」が歌ったクリントン元大統領についてのことを弁論している曲だ。しかしこの曲は遊説のスピーチの際にユーモアとして流されたり、投票当日の投票所で投票者に対してこの曲を流したりと、いろんな使われ方をされてしまった。しかし、いまではダンスフロアーの定番曲となりつつある。
7曲目の「No Reaction」は特に各メンバーの演奏がうまく組み合わさってゆるやかなメロディーかつキャッチーに仕上がっている。逆に8曲目の「Absolute Affirmation」は激しいギターサウンドが特徴的で、今日の普遍的なロックを一掃してしまうくらいの印象を受ける。「RADIO 4のサウンドはロックとダブの典型を目指しているんだ」また、ロマンはレディオヘッドのトムヨークの言葉を引用してこう語っている。「音楽を作るということは常に迷いと前進の繰り返しなんだ。そして思いついた曲を普通に仕上げても、何かひとつ新しいニュアンスを加えることで、新しい音楽になるんだ。クラッシュが自分たちのサウンドにディスコサウンドのテイストをいれたことがまさにそうだね」
パンクのカバーバンドから始めた彼らがデビューするにいたるまでには相当の時間と労力を要した。デビューするまでにロマンはダブやポストパンク専門のレコード店を開店させたり、バンドとしては、カフェやディスコなどでも演奏した時期がある。そんな地道な活動が認められ、気が付いたころにはニューヨーク中のクラブで彼らの曲がかかっていた。また長い年月の中で、バンドが政治などにも関心を持ち始め、それが連鎖的にリスナーへ伝わり、アメリカ中の関心を得たことについては偉業ともいえる。これは彼らが歌っている歌詞の内容の問題ではなく、かれらのスタイルそのものが認められたのだ。
「僕らを嫌っている政党の支持者のうち何人が僕らのライブを見ているかわからないけれど、彼らに少しでも僕らのことがわかってもらえたらいいと思う」
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